使い方は Vim に似ている。基本的なコマンドはデフォルトモードで : を打ってから入力する。
例えば、行数を入れるためには :add-highlighter global/ number-lines を打つ。
コマンドの入力を試してみると、とても懐かし顔が現れます! Kakoune はクリッパーを標準搭載しています!
Office だったら早速に停止したいが、 Kakoune には本当に役に立ってぜひ使いたい 笑
操作は Vim 同様のコマンドが多い。
移動は h, j, k, l を使う(矢印も可)。
入力モードは i を打つ。モードから出るは Esc キーを使う。
Vim と一緒じゃん! と思ったら大違いです。大きな違いはコマンドのための文字列。
そこで、 Kakoune は多分英語圏の人よりも日本語を喋る人のためにやさしい。
Vim は英語の文法をフォローして打つもの。単語を削除するためには d + w を打ちます(delete word)。 まず動詞を書いてから名詞をかく。
Kakoune は日本語の文法と同じで、まずは名詞を書いて動詞を書く。 つまり、上記の Vim コマンドを Kakoune で書こうとしたら、 w + d と書く。
この文法のよさは、アクションを実行する前にアクションを起こす範囲が選択されて、 可視化的に範囲が合っているかどうかを確認できる。
その他、 Vim のちょっと不思議なコマンドがわかりやすくなる。
例えば、 Vim で do/undo は u と Ctrl + r。理由があると思うが、同じ系のコマンドなのに全然違うキーはちょっと不思議だと思わない?
Kakoune の do/undo は u と U (Shift + u)。
移動は g を使います (goto)。ファイルの最初に移動するは gg で、最後は ge (go to end)。
特定なラインへ移動するのは番号 + g (ライン5へ行くために 5g と入力)。 なお、現在位置からラインまで全部セレクト死体場合は大文字を使う (5G)。
検索は /。検索中に n と Alt + n で次の結果、前の結果へ移動。
コマンドの結果を Kakoune に出力するために、 | を入力して下のプロンプトにターミナルのコマンドを打てる。 パイプの代わりに ! を使うと、現在位置ではなくて新規ラインを追加して結果を出力する (ようするにニューラインも出力する)。
セレクトモード
Kakoune は何よりも選択を重視しているテキストエディタ。
コードのどちらかにいて、 ] を入力する。すると、クリッパーが表示され、オブジェクト選択のキーを教えてくれる。 w や p で word と paragraph を選択することができる
1
。
なお、上記で以降の文字を選択するが、以前の文字を選択するためには、 ] の代わりに [ を使う。
置換をするために、まずは % を入力して全ファイルを選択し、 s を入力することで「すべて検索」ができる。
置換したい単語を入力して Enter を押下。これで削除したり、リネームしたりすることができる。
よくあるキーストロークを参照するためにまとめた。