起承転結

日本の教育を受けたことがないため、当然一般的な文章の構成を教授してもらったことがない。

しかし、文章を書くきっかけが増えてきて、いい加減文章の構成を覚えなければならない。

日本でもっとも一般的な文章の構成は「起承転結」らしい。 まずそれを覚えよう。

起承転結

  • 起: 第一幕は物語の基本であり、シーンを設定する
  • 承: 第二幕は第一幕に続き、物語を展開させる
  • 転: 第三幕はクライマックスで、この中で予期せぬ出来事が起こる
  • 結: 第四幕は第三幕の動揺を考慮して結論を出す

事例

今後の参照のため、以前起承転結を使ったときのメモを残しておく。

RSA カンファレンスで行う予定だったプレゼンテーションはコロナで中止になったため、会社のブログ投稿として再利用した。

もちろん、欧州人向けのプレゼンだったので日本人向けの書き方に変換するため起承転結を使って編集した。

  • 起: みんな寿司を握ってみたことはあるかい?実は、寿司とハッキングは似ているんだ。
  • 承: まずは TalkTalk の事件を見てくれ、実は知識のない子供が犯人だったんだ。
  • 転: ハッキングは高度なものと思われがちだけど、実は簡単なモノもある。そして、そんなレベルの攻撃でやられるシステムもまだまだ多い。
  • 結: だから、検査ツールで事前にチェックするのが大事。なにを使えばいいかって?それは Japan No.1 の Vex に決まっているね!!!

豆知識: フランスでは三幕構成がよく使われる。 三幕を設定 (Set-up)、対立 (Confrontation)、解決 (Resolution) と紹介するが、フランス人はヘーゲルの弁証法の正反合 (thesis, antithesis, synthesis) を使うことが多いと思う。

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